さとやま田んぼの生きもの

 里山にどんな変化が起きているのかを知るために、定期的に生きもの調べを行っています。どんな生きものがいるのかお伝えしていきます。 里山の変化を調べます
 カエルたち

耕作放棄された里山の田んぼを再生する前は、ほとんど見られなかったカエルたちは、再生1年目からどんどんと戻ってきてくれます。カエルは皮膚が薄いため体に農薬や排気ガスなどの影響を受けやすい生きものですが、私たちの田んぼには、たくさんの産卵がみられ、春先はずっとオタマジャクシが見られます。6月にはカエルになりはじめ、稲につく虫を食べてくれるありがたい存在です。

ニホンアマガエル トウキョウダルマガエル
ニホンアマガエル トウキョウダルマガエル
ツチガエル
 ツチガエル
 風景や花など

草木の花や里山の風景はすがすがしさを与えてくれます。

コバギボウシ 春の里山
コバギボウシ ヤマザクラ と コブシ
 サシバ カワモズク
 上空を舞う サシバ  透明な湧き水の川で発見 カワモズク
 トンボたち

昔(1970年代)、谷津田には多くの種類(約30種類)のトンボが見られたそうです。トンボは田んぼ周辺や林の中にいる小さな虫を食べています。トンボが増えている私たちの田んぼでは蚊が減り、虫よけを使わなくても快適に過ごせます。田んぼだけでなく、雑木林や草地、ため池や川など昔の里山の環境を再生していくことで、昔いたトンボたちを呼び戻していきます。

シオカラトンボ イトトンボ
 シオカラトンボ アジアイトトンボ
ウチワヤンマ ウスバキトンボ
 ウチワヤンマ ウスバキトンボ
ノシメトンボ ナツアカネ
ノシメトンボ ナツアカネ
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アキアカネ(オスとメスのペア) アキアカネの産卵
 チョウやガの仲間 いろいろなチョウたちに戻ってきてもらうために、田んぼと水源の森を、昔ながらの雑木林へとセットで再生していきます。
ヤママユガ イチモンジセセリ
ヤママユガ イチモンジセセリ